3月3日(木)

木曜日。朝食を買いにコンビニに行くと向かいの女子高に国旗が上がっていた。今日が卒業式らしい、親たちが道路に並んで体育館への列を作っていた。昼過ぎ、ご飯を食べに外に出ると今度は生徒たちが花束を抱えて門の前で写真を撮っていた。みんないつもよりスカートの丈が短い気がして(すれ違う生徒たちはとても真面目な印象だったので)、彼女たちにとっては特別な日なんだなとしみじみした。

今日から新しい本を読んでいる、岸本佐知子『死ぬまでに行きたい海』という本だ。今のところタイトルの海は出てきていない。自分の卒業式で一番覚えているのはいつだろうか。中学の卒業式の日は、確か夜はみんなでお好み焼きを食べた記憶がある。その後にセンター北の観覧車に乗ったっけ。3年生で福岡から引っ越してきたこともあって馴染めるか心配だったけどみんな優しかった気がする。今では、もう誰ともすれ違うことは無くなった。