3月22日(火)

定時で仕事を終わらせて(全然終わらなかったけど)埼京線に飛び乗った。19時の開演に間に合うように東京テレポートへと急ぐ。電力が全然足りていないとニュースで報道されていた。デスクの周りの同僚たちが「20時までにシャワー浴びなくちゃ」と不安を口にしていた。ライブの途中で停電が起きたらどうなる?頭とは裏腹に心は漠然と高揚していた。

 

カネコアヤノは今日も高らかに歌っていた。ギターをかき鳴らして裸足でステージに立っていた。彼女のライブは、彼女にとって歌うことはかけがえのないことなんだ、ということの表明だと思う。毎回その姿を見るたびにそう確信する。燦々がとてもよかった、「美しいからぼくらは」という歌詞は素晴らしい。僕たちはかわいそうなんかじゃない。

 

まん防も明けたので駅近のバーミヤンに入った。バーミヤンは安心する。バーミヤンは落ち着く。バーミヤンは安くてうまい。2人でエンエンメニューを吟味して、青菜のコッテリラーメン小籠包付きとつけ麺エビ春巻き付きを頼んだ。僕たちのバーミヤンといえば溝の口だ。僕たちの高校は土曜の午前中にも授業があった。その帰り、土曜のお昼は決まってバーミヤンだった。広いテーブルで試験勉強やスマホゲームをひたすらした。土曜日しか行かないから日替わり定食が大体同じだったな〜。そういえば溝の口バーミヤンの入り口の扉を開ける時、ラスボスでもいるのかというくらい風が吹き込んでいたけど今はどうなっているのだろうか。最近行ってないな。

 

るんるんが短歌の創作に意欲的になっていて嬉しかった。高校の頃からの長くて深い付き合いだけど、変わらず変わり続けてくれている。見せてくれるおすすめの短歌の全部を知っていた。なんなら家の棚に並んでいる。嬉しいな〜。今はいろんな人の短歌を読んでいるけれど、あまり多くに手を出さないように気をつけているんだって。どんどん作って教えてほしい。