3月10日(木)

最近は出勤途中のコンビニで朝ごはんを買うことが多い。今日はファミリーマートでアップルカスタードパイを買った。たくさんの種類が棚に陳列されていたのだけどこれだというのがなく、結局は袋に「人気商品」と書かれているパンを買った。りんごとクリームが甘くて美味しかったので良かった。こないだ買ったメロンパンよりは好きだ。

 

取引先の会社が池袋から大久保に移ることになったと聞いた。池袋も大久保もあまり良い印象はない。池袋は大学があった駅だが、ついに4年間その街を好きになることはなかった。好きな場所はもちろんあった。桜が1本咲く公園やその横のパン屋さん。授業の間にかくまってくれた喫茶店にはまた行きたい。でも、あまりにも、それ以外の街並みや喧騒が好きになれなかったな。

 

夜、ヤンニョムチキンと炭火焼き鳥を買って帰り、録画した水曜日のダウンタウンを見る。全部前に見たことがある説の並び替えだったので面白くなかった。でもyoutubeでコットンの西村が出ている回は何回も見てしまう。見るたびに西村はかわいそうだと思う。悪いことをしているような気持ちになる。随分前の回で相席スタートの山添が西村のことを「他人の人生も自分が主人公だと思っている」と言っていた。きっと西村のことを可愛がってくれる先輩たちがいるので、負けずに頑張って欲しい。

 

寝る前に本を読み進める。初台に住んでいた5年間を思い返した文章だった。初台は新国立劇場に舞台を見に行く時くらいしか降りたことがないが、その何回かの記憶だけでも人が住む場所じゃないなと思った場所だ。駅や街を歩いていても人の生気が感じられなかった。全体的に色のトーンが下がっているというか、何度も卵を割っても双子の卵だったり、見たこともない植物が生えていたり、そういった気味の悪さを感じた。劇場やオペラハウスといった、日常から離れた空間が存在するには合っているのかもしれない。